絶対に使ってはいけないバッドノウハウとして有名なExcel方眼紙。
今まだあちこちの企業で使用されていますが、その是非についての討論が絶えません。
先日、2017年9月30日に決着をつけるべく(?)公開討論会が開かれました。
開催者はシステムエンジニアにはお馴染みのGrapeCityさん。
GrapeCity
業務管理ソフトウェアの開発・販売や、
開発支援ツール、フレームワークなどの開発・販売を行っている会社です。
システムエンジニアやプログラマとして働いている方であれば、
一度くらいは製品を利用したことがあるのではないでしょうか。
まぁ、それくらいメジャー処の会社です。
何故そのGrapeCityがこのような討論会を開いたのか。
この会社、ForguncyというExcel方眼紙を元にアプリを作成する製品を販売しています。
そこで「Excel方眼紙が叩かれている現状」が何故生まれたのか。
本当にみんなが叩いているのか。
公の場で議論することでそれらを明かしたかったそうです。
Excel方眼紙とは
Excel方眼紙というのは各セルの高さと幅を小さく設定し、
方眼紙のような細かいセルが並んだ状態でフォームなどを作ることを指します。
例えば↓の様な表もExcel方眼紙で作成されています。
このように列や行ごとに幅が異なるような表やドキュメントを作成する場合によく使われています。
このExcel方眼紙は昔から賛否両論あり、ネット上では否定的な意見がやや優勢でした。
私の周りにも「やめてほしい」という声が多いですね。
良い点・悪い点
良い点
まず良い点、賛成派の意見ですが、
- 表などを作りやすい
- レイアウトを調整しやすい
- 複雑な段組みレイアウトなども作れる
といった声があります。
方眼紙に枠を落としていくような方法で楽に様々なレイアウトを実装できるということですね。
悪い点
次に悪い点、否定派の意見です。
- レイアウト、特に表形式の編集がし難いし手間がかかる
- 表計算ソフトでやることじゃない
- 並び替えや抽出といったデータ整理・分析の機能が使えない
要するに表計算ソフトとして使っていないのがイケていないし、
既存のファイルに手を加えてメンテナンスしていくのに手間が増える。
こんな感じですね。
個人的には。。
らふら個人的には場合によっちゃアリ。
らふらも個人で使用する案件のメモ作成によく使っています。(セル結合はしないけど)
自分で作成して自分で手入れするものなのでメンテナンス性については問題ありません。
表計算ソフトとして~~に対しては、、まぁイケてませんが、
それでも中に一部計算式を入れたりして使っていますのでご勘弁を。。
逆にチームメンバーや他の社員が使用する部分に関しては使わないようにしています。
これはやはりセル結合が鬱陶しいと苦情が来ますし、
後々のことを考えると使わないほうが良いという判断です。
設計書などでもよく見かけますが、あれはやめて欲しいですねやはり。
これらのドキュメント類はWordで作成するのがベストかと思います。
※Excel方眼紙以前の問題で
まとめ
結局のところ、討論会がどのように終わったのか判りませんが、
これらの問題はまだまだ尾を引きそうに思えます。
方眼紙が便利だと感じている人が多数いる以上は現状が維持されるのでしょうきっと。
そろそろなんとかして欲しいよねっ|д゚)
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