気が付けば2018年の2月も終わりに差し掛かっている今日この頃。。
2/23(金)は月末最終金曜日のプレミアムフライデーでしたが、みなさん如何お過ごしでしたか?私は職場のメンバーでプロジェクトの打ち上げという名の飲み会に参加してきました(∩´∀`)∩
さてさてそのプレ金ですが、開始されてから丁度1年が経ちました。
1年経って
出だしから批判が相次いだプレ金ですが、気が付けばすでに1年が経過しました。開始後2~3か月の間はニュースなどで取り上げられていましたが、最近ではそれらもすっかりみなくなりましたよね。
導入企業数
経済産業省によると導入企業数は800社程度だそうです。
一見多いように見えなくもありませんが、日本には400万を超える企業があります(ペーパーカンパニーや個人事業主込み)。そして東証一部上場企業だけ見ても2000社ほどあります。一部上場企業と言えば名だたる大手ですが、それでも半分も導入されていないということです。
まだ開始1年という短い期間ですので今後更に増えていくことが考えられますが、流石にちょっと少なすぎるでしょう。。
実際に早く帰れた人
プレミアムフライデー推進協議会の発表(PDF資料)によると、実施企業の社員の11%程度は実際に早く帰れたようです。しかし、実施企業数を考えると全労働者の0.1%にも満たないのでは、、、
という感じで早く帰れた人はかなり少ない様です。実際に私の周りに早く帰れた人は殆どいません。現在私は導入企業に常駐して仕事をしているので周りの人に聞いてみたところ「1~2回は早く帰れた」という人が多かったです。導入企業の人であればそれなりに恩恵を受けているようです。
低い定着率だが恩恵も
導入企業数も少なく、実際に早く帰れた人も少ない。。でも早く帰れなくても恩恵を受けている部分もあるのです。
プレ金割引、サービス
そう、プレ金の意味はそれに合わせた割引などのサービスを受けられることにあります。
「ビール最初の1杯無料!」とかそういうヤツです。お店側としてはプレ金に合わせたサービスを展開している店舗が結構な数あります。つまり、「早くは帰れないけど普通に飲む場合にお得に飲める」ということです。
これ地味ですけど結構大きな意義があるんじゃないでしょうか。
売上増加
こちらはお店側の立場でのお話。
上で挙げたプレミアムフライデー推進協議会によると、お店の売り上げは平均して2割程度増えるという結果になりました。この結果は「早く帰れたこと」ではなく、「各店が同じタイミングでサービスを展開した」ことによるものでしょう。
たまにしか飲みに行かないような人が、プレ金の割引やサービスに合わせて飲みに行ったりしたのではないでしょうか。また普段飲んでいる人もプレ金の雰囲気にあてられて平時より多くのお金を使ったのではないでしょうか。
消費の向上が目的の一つですので、この点に於いては中々の成功を収めたと言えます。
今後はどうなるのか
消費の向上と言う点に於いては成功していますし、まだまだ推し進めていくかと思います。認知度は大いに高まりましたので、次は導入企業数の増加へ向けて動いていくのではないでしょうか。
また飲食・サービス業では導入が進んでいますので、その影響で導入企業(帰る側の人)も少しづつ増えていきそうではあります。
最後に
プレミアムフライデーやノー残業デーなどは、日本という国の企業風土的に普及しにくい側面があります。また、導入はされていても日本人特有の「同調圧力」によって早く帰り難い空気があったりもします。
しかし、ここ最近では働き方改革や朝活などという言葉が流行っており、メリハリをつけてオンオフの切替をしっかりやろう!という考えが普及してきました。普及はしたが実践できていない、そんな状況にあります。
これらの取り組みが根付くまでにはまだまだ長い月日を要しそうではありますが、コツコツと地道に普及を目指していくことが大事でしょう。
我々の子供世代、孫世代が成人する頃には働きやすい環境が整備されているのかもしれません。
コメント