みなさんの会社には定時退社日はありますか?
ある程度大きな会社だと
「水曜日は定時で帰りましょう!」
とかよく言われているアレ。
ノー残業デーなどとも言われていますね。
今日はその定時退社日について少し考えてみました。
何故水曜日なのか
まぁまずはコレ、何故水曜日に設定されるのか?という点。
これは普通に考えたら
「週の半ばに定時で帰宅してリフレッシュして下さいね!」
ということなんでしょうね。
週の真ん中である水曜日に早く帰ってリフレッシュ。
残りの木金の二日も気持ちよく働こうねっ!と。
しかし、働く側の人間からしてみると
「金曜日に早く上がって飲みに行きたい!」
という意見が多いように見えます。
定時退社日に新人歓迎会や納会などの飲み会を行う為に、
飲み会が水曜日となってしまうという不満も出がちです。
中には水金のところも
私の今常駐しているお客様の会社では
水曜日と金曜日が定時退社日となっています。
定時退社日には基本的には残業禁止で、
しなくてはならない場合には申請が必要となっています。
忙しい時期には皆さん残って仕事をしていますが、
それ以外には定時でさっさと帰宅しているようです。
あまり機能していないことが多い定時退社日ですが、
こちらの会社に限ってはかなり有効に機能しています。
形だけの会社とそうでない会社の違い
上であげた会社ではきちんと機能していましたが、
それ以外の会社ではあまり機能していないことのほうが多いです。
では形だけ導入しているような会社と、きちんと機能している会社の違いはどこにあるのでしょうか。
会社の規模
やはりまず最初に挙げられるのが会社の規模です。
現在私が常駐している会社は一部上場企業であり、
日本人で知らない人はいないような大企業です。
それだけ大きな会社であれば形だけの意味のない取り組みは行わず、
きちんと成果を出せるような形で導入するのだと思われます。
逆に中小企業であったり、そこまで大きくない会社である場合、
「世間で求められているから取り合えず導入しておくか」
となってしまっているのではないでしょうか。
取り組む姿勢
次に上げられるのは仕組導入に取り組む姿勢です。
どういうことかというと、新しい取り組みに対する姿勢に大きな違いがあるのです。
本当に会社を良くしたいが為に真面目に取り組むのか、
上から言われているから仕方なく取り組むのか。
前者であれば
- 「どのようにすれば定時で帰れるのか」
- 「定時で帰ると決めるメリットはなんなのか」
- 「早く帰るには何が必要なのか」
こういった点について話し合い、有効な仕組みを築き上げていきます。
しかし、後者であれば「この日は定時で帰ること!」と言うだけで
それ以上の事はしようとしません。
この様な意識の差が現れているように見受けられます。
結論
とまぁ色々な会社に常駐して感じてきた事を述べてきましたが、
結論としては
「会社によっては意味があるし、会社によっては全く意味がない」
といった感じです。
意味のある会社では適切に機能しており、
社員は定時で帰宅することのメリットを享受しています。
しかし、そういった会社は極々僅かであり、
全体を見た場合には意味が無いとも言えます。
これらの根本には「残業=偉い、頑張っている」とされる日本ならではの風習が絡んでおり、
数年の内に解消できる程小さな問題ではないのかもしれません。
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