今回は電子書籍リーダー端末の解像度やPPIという値が何を意味するのかの解説です(∩´∀`)∩
電子書籍リーダーの見やすさの目安
解像度とPPIはどちらも画面の見やすさに関する指標だと思ってください。それぞれの意味するところは次項以降で詳しく説明しますが、とりあえず値が大きい方が緻密な描画ができると覚えましょう。
緻密な描画ができるということは、漫画の絵は勿論のこと小説の文字も滑らかに表示され、読みやすくなります。
これは小さな文字の場合に特に差が顕著で、PPIが小さい端末では文字が潰れてしまうこともあります。
解像度とは
解像度というのは画面の縦横が何ピクセルあるかを表す値です。ピクセルというのは画面上の光っている点ですね。
この値が大きければ大きいほど大きな画像を拡大縮小することなく表示できます。等倍表示ってやつですね。縮小されることがないないということは、元の画像をそのまま綺麗な状態で表示することが可能です。
※解像度が小さいと縮小されてしまい、画像のデータが損なわれて汚くなってしまいます
PPIとは
PPIは Pixel Per Inch の頭文字で、1インチ辺り何ピクセル表示できるか。という値です。
1平方インチではなく1インチという点に注意しましょう。よく間違われるポイントです。下の図で1インチ辺りに10ピクセルあるので、10PPIとなります。
この値が大きければ大きいほど画面に表示する点々が多いので、より緻密で綺麗に表示することが可能です。しかし、人間の網膜が認識できる値が300PPI程度と言われていますので、300PPI以上であってもあまり意味はありません。
また、似たような言葉でDPIという単位がありますが、こちらは Dots Per Inch で1インチ辺りにいくつのドットがあるか、という値です。これは印刷界隈で利用される値のようです。(プリンタとか印刷物とか)
メジャーな端末の値
ではメジャーどころの解像度とPPIの値をみてみましょう。Android端末は種類が多すぎて絞れないので省きました(∩´∀`)∩
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こうしてみるとiPad勢、特にmini4が優秀ですね。iPadと同じ解像度ですが物理的な画面サイズが小さい為、ppiの値が大きくなっています。KindleのPaperwhiteとOasisも高PPIで奮闘している感じでしょうか。
安価で高PPI、小説などの文字メインの書籍に特化しKindle Paperwhite。高価だが汎用性の高くなんでもこなせるiPad mini4。この辺りオススメです。
まとめ
簡単に解説してきましたが、それぞれの言葉のもつ意味はお分かりいただけたでしょうか。
基本的には高解像度・高PPIの端末は高価で逆は安価となります。Kindleなどは電子書籍専用なのであまり迷いませんが、その他のタブレットについては迷うことが多いかと思います。その際、電子書籍以外の用途でこの解像度はどうなのか?価格と処理能力は見合っているのか?などの点にも気を付けて選ぶようにしましょう。
用途や使用感は人それぞれですので、ご自身にあった端末を選んでくださいね!(∩´∀`)∩
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